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食料統合支援センター 発注支援システム Ver.1 操作手順書

対象: 食料統合支援センター長(管理栄養士) 頻度: 毎月1回


アプリ版をお使いの場合(配布フォルダで受け取った方)

「発注支援システム配布用」フォルダで受け取った場合は、この章だけ読めば使えます (下記「0. 事前準備」「2. CLIモード」はプログラム版向けの説明のため読み飛ばしてください)。

  1. 受け取ったZIPを展開し、フォルダごとデスクトップ等に置きます(フォルダの中身の構成は 変えないでください。アプリが隣の data samples output フォルダを自動で使います)。
  2. アプリを起動します。
  3. Windows: 発注支援システム フォルダ内の 発注支援システム.exe をダブルクリック。 初回に青い警告(「WindowsによってPCが保護されました」)が出たら 「詳細情報」→「実行」 を押してください。2回目以降は出ません。
  4. Mac: 発注支援システム.app右クリック→「開く」→「開く」(初回のみ。 2回目以降は普通にダブルクリックで起動できます)。
  5. 画面が開いたら、この手順書の「1. 毎月の作業手順(GUIを使う場合)」の 手順3以降と同じです(ターミナル操作は不要です)。
  6. 食材マスタの追加・修正は、data フォルダ内のCSVファイルをExcelで開いて編集し、 「CSV UTF-8(コンマ区切り)」形式で保存してください。

0. 事前準備(初回のみ)※プログラム版(開発者向け)

  1. venv(Python仮想環境)が作られていない場合は、ターミナルで以下を実行します。

cd 食料統合支援センター発注支援システム python3 -m venv venv source venv/bin/activate pip install -r requirements.txt

  1. GUI(画面)が正しく開くか確認します。

python main.py

画面が開かず「macOS 13 ... or later required」といったエラーが出る場合は、 Macに標準で入っているPython付属のTcl/Tk(画面表示用の部品)が古いためです。 ターミナルで以下を実行し、Tclライブラリを更新したPythonを使ってください。

brew install python-tk

それでも解決しない場合は、python3 -m tkinter を実行して単体でエラーが出るか確認し、 出る場合はPython本体(python.org配布版など)の入れ替えが必要です。 GUIが使えない間もCLIモード(後述)は問題なく利用できます。

  1. 食材マスタ(data/食材マスタ.csv)を、実際に取引のある食材・発注先の内容に更新します。 同梱の data/食材マスタ_サンプル.csv は動作確認用のサンプルです。

1. 毎月の作業手順(GUIを使う場合)

  1. 前月分の献立表(Word)を受け取り、わかりやすい場所(例: samples/ フォルダ)に保存します。
  2. ターミナルで以下を実行し、画面を開きます。

cd 食料統合支援センター発注支援システム source venv/bin/activate python main.py

  1. 画面上部で「対象年月」を入力します(例: 2026-07)。
  2. 「① Word献立表」欄の「参照...」ボタンで、今月の献立表(.docx)を選択します。
  3. 「② 食材マスタ」欄で、更新済みの食材マスタCSVを選択します (前回から変更していなければそのままでも構いません)。
  4. 「③ 発注決裁Excel」欄で、最新の 食料統合支援センター_発注決裁管理様式_v3.xlsx を選択します。
  5. 「確認用CSV作成」ボタンを押します。 これが必ず最初の一歩です。
  6. output/ フォルダに confirm_日時.csv(確認用)と unregistered_日時.csv(未登録食材一覧)が出力されます。
  7. 画面下の赤字に「未登録食材: N件 要確認: M件」と出た場合、そのままExcelで confirm_日時.csv を開き、内容を目視で確認してください。
  8. 未登録食材があった場合は、data/食材マスタ.csv に以下を追記し、手順7をやり直します。
  9. 食材名(献立表の表記と完全に一致させる)
  10. 発注先、単価、規格
  11. locality(地域性): 町内 / 県内 / 国内 / 外国 のいずれか
  12. cultivation_grade(栽培・認証等): 有機JAS等 / 特別栽培等 / 一般品 のいずれか
  13. via_center(センター経由): はい / いいえ
  14. アレルギー注意事項
  15. 未登録食材が0件にならなくても、そのまま次の手順に進んでも構いません (その場合、当該食材は金額計算されず「要確認」として発注台帳に転記されます)。
  16. 地域性×栽培・認証等から「オーガニック区分(S/A/B/C/D)」は自動判定されます (判定ルールはREADME.md「3. データモデル」の評価マトリックス表を参照)。 組み合わせが評価マトリックスに明記されていない場合は 要確認 になります。
  17. 確認用CSVの「起案番号(仮)」「献立番号(仮)」列を確認します。本ツールが 対象校コード_提供日(例: 上小_20260701)の形式で仮採番したものです。 実際の起案番号の付番ルールが別途あれば、決裁起案書作成時に差し替えてください。
  18. センター経由が「いいえ」、または地場区分が「県外」の行は、確認用CSVの 「例外理由の候補」列に参考文が表示されますが、発注台帳の「例外理由」欄には 自動記入されません(差戻基準に関わる重要項目のため、必ず人が確認して記入します)。
  19. 確認用CSVの内容に問題がなければ、「発注台帳へ転記」ボタンを押します。
    • output/食料統合支援センター_発注決裁管理様式_v3_日時.xlsx が新規作成されます。
    • 元のExcelファイルは一切変更されません。 毎回、新しいファイルが作られます。
    • 追記される行の「承認状態」は常に「起案中」です(決裁が済んでいない状態を示します)。
  20. output/ に生成されたExcelファイルを開き、「例外理由」欄が必要な行への記入や、 起案番号・献立番号が実際の運用ルールと合っているかを確認します。
  21. 「月次集計を見る」ボタンを押すと、地場比率・センター経由率・オーガニック率などが 画面に表示され、output/summary_日時.csv にも出力されます。 月次報告資料へはこの数値を転記してください(実物Excelの「月次集計」シートへの 自動転記はVer.1では行いません)。
  22. 内容を最終確認し、決裁書類として提出します。
  23. 使用したWord献立表と、その回の output/ 内の全ファイルを、月ごとにフォルダへ 移動するなどして保管してください(自動アーカイブは行われません)。

2. CLIモード(画面を使わずコマンドで実行する場合)

GUIが環境の都合で使えない場合や、まとめて処理したい場合はこちらを使います。

cd 食料統合支援センター発注支援システム
source venv/bin/activate
python main.py --cli \
  --docx samples/献立表_サンプル.docx \
  --master data/食材マスタ.csv \
  --excel samples/食料統合支援センター_発注決裁管理様式_v3.xlsx \
  --month 2026-07

実行すると、確認用CSV → 未登録食材CSV → 発注台帳への転記 → 月次集計CSV が 自動的に output/ に出力されます。確認用CSVは必ず先に生成されるので、 発注台帳へ転記する前に一度中身を確認する運用を徹底してください。


3. うまくいかないとき

症状 対処
「食材名列が見つかりません」と出る 献立表のテーブル見出しに「食材名」「食品名」「材料名」「使用食材」の
いずれかが含まれているか確認してください
未登録食材が多い data/食材マスタ.csv に食材が追加されているか確認してください。
食材名は献立表の表記と完全一致している必要があります
「要確認」が多い 献立表側で数量・単位・給食数が数値として読み取れる形式で
入力されているか確認してください(例: 150g のような結合表記より、
数量列「150」・単位列「g」のように分けて書く方が確実です)
Excelへの転記でエラーになる 転記先のExcel(③ 発注決裁Excel で選んだ元ファイル)を
他のアプリ(Excelなど)で開いたままにしていないか確認してください。開いたまま
だと複製の作成に失敗することがあります
画面(GUI)が開かない 上記「0. 事前準備」の3を参照。CLIモードで代替できます
起案番号・献立番号が意図と違う 本ツールの仮採番は「対象校コード_提供日」の単純なルールです。
実際の起案番号ルールと異なる場合は、生成されたExcel上で手動修正してください
「発注台帳シートに品目/食材名列が見つかりません」と出る 発注決裁Excelのシート名が
「発注台帳」になっているか、見出し行に「品目」列があるか確認してください
その他エラー output/error_日時.log に詳細が記録されます。原因が分からない場合は
このログファイルを添えて担当者に相談してください

このシステムは決裁前の資料作成を支援するツールです。「要確認」「未登録食材」と 表示された内容は、最終的に必ず人の目で確認してから決裁に回してください。